しょうぼうじどうしゃじぷたの山本忠敬先生

僕が運営している「山本忠敬の世界」というサイトがあります。

今日はこれを作った経緯を話させてください。

「しょうぼうじどうしゃじぷた」や「のろまなローラー」で有名な絵本作家、山本忠敬(やまもとただよし)先生は僕の親戚である。
しかし、親戚とは言っても存命中にお会い出来たのは、実はたった一度きりである。
東京出張の折にご自宅を訪ねたところ、大いに歓迎して下さり、楽しい一時を過ごす事が出来た。
正直、絵本の事はあまり解らなかったが、山本先生の暖かい人柄には惚れ込んだ。

山本先生か亡くなられてから暫くして、奥様が先生の遺品や資料と共に京都へ引っ越されて来た。


この事がきっかけで、山本先生の原画や資料に触れる機会が多くなった。
そこで感じたのは、知名度やリアル世界での先生の情報の多さに対して、ネット上の情報が極端に少ない事である。
現在流通している作品の情報ならば、ネット上にもふんだんにある。しかし、山本忠敬先生ご自身の情報は皆無と言って良い状態であった。

また、京都に運ばれてきた資料には、初版にのみ付いていた付録など、現在入手不可能なものが多く含まれていた。
そこには山本先生の、作品や絵本へ対する想いや、作品が出来るまでのエピソードが、先生自身の文章で綴られていた。
これらをこのまま葬り去るには、あまりに偲びなく、何らかの形でアーカイブしておきたいと思った。そこで奥様と相談しWeb上で公開する事にした。

HTMLの知識は若干あり、Dreamweaverを触った事もあったが、実際にサイトを構築するのは初めてであった。
データベース的な機能を持たせたかったので、Movable Typeというブログソフトを使う事にした。ネットのあちら側(サーバサイド)にインストールして使うソフトを使うのは初めてであったが、本を読み、見よう見まねでサイトを作っていった。
タイミングよく「Webページ(固定ページ)機能」や「カスタムフィールド機能」が新たに加えられたバージョンがリリースされたので、それらの新機能をおおいに利用し
た。この二つの機能がなければ、このサイトは作れなかったであろう。今から考えれば、小規模ながらCMS的な使い方をしたのであった。
テンプレートは「小粋空間」の荒木勇次郎さんが作られたものを使用させてもらった。

サイト公開から1年と少しが経過したが、時々コメントやトラックバックを頂けるようになった。
ページランクこそ低いが、「山本忠敬」で検索するとgoogleやyahooでトップに表示され事もある。この事自体が、ネット上での山本忠敬先生の情報の少なさを、如実に物語っている。
今後はより解りやすくするために、先生の絵や写真を加えて行きたいと思っている。(今は文字が多すぎ)
原画展などの情報も随時アップして行きますので、時々覗いてやって下さい。

 

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