祝2010年渓流解禁

3月20日(土)晴れ、今年初めての釣行である。
もちろん行き先は、我がホームグラウンドである滋賀県安曇川である。

安曇川は流程が長く、上流(京都側)より葛川漁協・朽木漁協・廣瀬漁協の三つの漁協が管理を行っている。
僕は毎年、葛川漁協・朽木漁協の年券を購入している。

まず葛川漁協年券(8,000円)を購入する。
僕の場合は、より魚体の綺麗な魚を釣りたいので、稚魚放流の状況を確認する。
昨年秋に、アマゴは本流域に、イワナは支流と上流を中心に放流しているとの事。
一時は「稚魚を放流しても、育つだけの餌(水棲昆虫)がいない。」との理由から、稚魚放流を中止していたが、ここ何年かは放流しているようだ。
ちなみ成魚放流は2月以降、適宜行うとの事。
ここはすでに2月28日に解禁を迎えている。

続いて本日解日を迎える、朽木漁協に向かう。
ここの漁協は、鮎に関しては熱心だが、アマゴ・イワナに関しては、お世辞にも熱心と言えない。

今年に限った事ではないが、渓流解禁日でも漁協のシャッターは閉まっている。
今年も案の定閉まっていたが、たまたま漁協の職員が通り掛かり、シャッターを開けて対応してくれた。


稚魚放流に関しては、北川上流と針畑川上流に行っているとの事。
今年も本流には、稚魚のみならず、成魚も一切放流していない。
いつから本流への放流を行っていないのか、訊いてみたところ
「思いだせない位、前から」との事であった。

例年の事だが、「放流が途絶えて以来、魚がめっきり減った。」
「特に、以前は本流でもよく釣れたイワナが、全く釣れなくなった。」
「大変良いフィールドなので、非常に残念である。」
と訴え、本流への稚魚放流再開を強く申し入れておいた。

このように、露骨に手を抜いている朽木漁協であるが、年券はしっかり8,500円取らはります。

朽木漁協を出たらすでに12時を回っており、いつもの「お食事処はせ川」に向かう。
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約2ヶ月ぶりだが、これから毎週のようにお世話になる。
今日は鶏の唐揚げ定食を頂いた。
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ここの地鶏は、本当に旨い。

ゆっくり食事を済ませ、川へ向かった。
最初に足が向かったのは、やはり良い思い出のある場所である。
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今年も釣り竿を持ってここに立てた事を、
心から感謝した。

よく見ると河原の様子が、去年と少し違う。
ブルドーザーが入ったようである。
ブルドーザーは、上流から、川底を掘り起こして来たようだ。
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気を取り直して、釣り始めた。
水温は7度と低く、虫も飛んでいないので、水面への関心は期待薄である。
しかし、とりあえずドライフライで水面をトレースしてみる。
フライはCDCダン#14
ここ何年も、5月までのドライはこのパターンで通している。
ちなみに5月以降は、エルクヘア・カディスで禁漁まで通す。
したがって、ここ何年間ドライは殆ど2種類しか使っていない。

フライを追う様子もないので、上流の葛川地区まで移動する事にした。
葛川地区で、もっとも早く活性の上がる水域(梅の木・貫井間)でCDCダン#14をトレースしていたところ、出た。
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20cm程の成魚放流ものであるが、成魚放流にしては綺麗だった。
最近の成魚放流は、確かに質が上がってる。

最初の一匹が上がったので、幸か不幸か天然ものしか居ない、朽木地区の本流へ戻る事に。
相変わらずハッチ(水棲昆虫の羽化)もないので、水面下の釣りに切り替える。

ミッジ・ウエットには時期が早いので、ソフトハックル風にアレンジしたフェザント・テー
ル#14
を結ぶ。
ダウン・クロスでスウィングしながら流していると、釣れた。
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型は小さいが、さすがに天然は綺麗だ。

同じポイントで続けて出た。
今度はかかった途端、でかいとわかった。
無精をして、ドライで使っていた7xのティペットで通していたので、リールを使って、慎重にやり取りする。
上がって来たのは、27cmのクッドサイズであった。
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時計を見れば、既に6時前。
初日にしては充分に楽しめたので、竿を畳んだ。

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