ツイッターの企業アカウントについて

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ビジネス・ツイッター 世界の企業を変えた140文字の会話メディア」(シェル・イスラエル著、滑川海彦/前田博明翻訳、原題:Twitterville)を読んだ。
企業がツイッター(Twitter)をどのように利用しているか。又は、どのよのように利用して行くべきかを、欧米の豊富な例から論じている。
企業でツイッターを活用しようとするならば、非常に得るところの多い本であると思う。
なかでも僕の興味を引いたのは、企業アカウントのあり方についての議論である。

企業がツイッターで活動する場合、大きくわけて二つのやり方がある。
1つは、個人名アカウントで、もう一つはロゴ・アカウント(ブランド名アカウント)である。
たとえば、
個人名アカウントは@Lionelatdell・・・・Dellのライオネル氏
ロゴ・アカウントは@Starbucks・・・・スターバックス社のアカウント
といったものである。
著者シェル・イスラエル氏は、前者の個人アカウントを推奨する立場だが、本書では両方の立場の意見を広く紹介している。

●個人アカウントを支持する意見
1.ツイッターは会話ツールである。相手がただのロゴやブランドよりも生身の人間の方が、より親密な会話が成立する。
2.ブランドに人間味をもたせる事が出来る。
3.ツイッター担当者のアイデンティティを明らかにすれば、つぶやきにより個性を出せる。
4.誰がつぶやいているのか解らなければ、企業の顔のない声になってしまい、個性が出ない。
5.企業の複数の人がつぶやく事を容易にする。
等々

●ロゴアカウントを支持する意見
1.ブランド名のアカウントは、憶えやすくフォロワーを集めやすい。
2.個人名よりブランド名の方が権威があり、会社全体として発言出来る。
3.公私のけじめを付けやすい。
4.話相手は、会話の相手がどんな人間かという事よりも、企業としての対応に関心がある。
5.担当者交代がスムーズに行える。(フォロワーがフォロー相手を変える必要が無い)
等々


専門家や企業の担当者の間でも、どちらがより良いのか、意見が分かれているようである。したがって、上記の意見に対してしても、そけぞれの立場から反論が
なされている。
僕の印象では、ブランド戦略を中心に考えていくとロゴ・アカウント、コミュニケーション戦略を中心に考えていくと個人アカウントに
傾いていく傾向がある
みたいだ。著者はソーシャルメディアを専門とするジャーナリストなので、個人アカウント支持に傾いているのだろう。

個人的には、ニューウェル・ラバーメイド社(箱、棚、間仕切り等、整理整頓用品の名門企業)の例として紹介されている、アカウント名はブランド名
(@Rubbermaid)にして、ツイッターのホームページに、現在の担当者名を表示しておくというやり方が、妥当な気がする。
つまり、アカウント名はあくまでブランド名であるが、つぶやいている人物を明らかにするという方法である。

こうすれば、担当者が変わってもアカウントを変える必要がないので、フォロワーはフォロー相手を変える必要がない。
ただし、複数の人がつぶやくのには、適していない。

いずれにしろ、
まだまだ歴史は浅い。
ツイッターのシステム自体も、このような議論を踏まえて、進化していくだろうと思う。

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