iPhoneやiPadでフルセグ放送を楽しむ


iPhoneやiPadでハイビジョン放送を楽しめるデジタルTVチューナー SB-TV02-WFPLを買った。

今まででもiPhoneやiPadでデジタルTV放送を楽しむ手段はあった。

しかしそのいずれもがワンセグ等、フルセグ放送のサブセットであり、ハイビジョン画質での視聴を可能にしたものは、この商品が初めてらしい。

しくみとしては、本機にデジタルTVや衛生放送のアンテナを接続し、無線LANの電波を介して、iPadやiPhoneで放送をストリーミング視聴するというものである。

iPadやiPhoneには、専用の「デジタルTV」という無償アプリをインストールして、チャンネル設定や視聴を行う。

iOS5.1向けのアップデータがリリースされるまではストリーミングが不安定であったが、アップデート後は安定した視聴が可能となった。

画質は、

  • iPadが横画面で1024×576ピクセル、縦画面で768×432ピクセル、
  • iPhone4Sでは横画面で960×540ピクセル、縦画面で640×360ピクセルである。

フルハイビジョンという訳にはいかないが、実際観てみると充分に満足のいく画質である。

家の中の色んな場所で、iPadやiPhoneでフルセグテレビを視聴出来るというのは、大変魅力的である。

また面白い事に、視聴している最中にスクリーンショットが撮れるのだ。

TV画面キャプチャ

実際は上記ピクセル数でのスクリーンショットなので、非常に綺麗だ。

ただし、

TV画面キャブチャ

という表示がでて、アプリが落ちる。

あまりやってほしくない行為なのだろう。

今までは食卓でテレビを観る習慣が無かったが、一人で食事するくらいならテレビを観ながらの方が食事も楽しめる。

また、就寝前や休日の朝のちょっとした時間などに、ベッドでiPhone片手にテレビを観れるのは便利である。

その一方、問題点もある。

視聴がストリーミングに限られている為、録画は出来ない。

無線LANはIEEE802.11a/b/gに加えて、より高速の/nに対応しているが、電波が弱くなるとストリーミングが怪しくなってくる。視聴がストリーミングに限られているが故の不具合である。我が家では台所にアクセスポイントを一台追加設置した。

話題の新しいiPadは、画素数が従来の4倍になった。この新しいiPadではどのように視聴出来るのか?興味のあるところである。

また、同時に視聴出来るのは1台のみである。

これらの問題は、言うまでも無く権利上の配慮であろう。

今後、スマホやタブレット端末でのテレビ視聴ソリューションが色々と提案されてくるはずだ。

しかし、このような権利上のしがらみにより、日本が技術面や運用面で取り残されてしまう事が無いよう、祈るばかりである。

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