今日の日経新聞によると、7月5日から地上デジタル放送の「ダビング10」が開始されるとの事である。
現状ではデジタル放送はコピーワンスのプロテクトが掛かっており、例えばハードディスク(HDD)に録画したものは、DVD等のメディアに「移動」しか出来ない。つまり、HDDの元の画像は消されてしまうのである。
これが、「ダビング10」になると、 HDDから9回までコピー出来るようになる。(10回目は「移動」)
ここ数年、この問題で著作権保護団体・家電メーカー・関連官庁がもめているが、「ダビング10」になってもコピーワンスのメディアが10枚出来るだけで、孫コピーは出来んし、対応機種を新規購入せなゃならんし、ユーザーにとってあんまり美味しい話ではない。コピーワンスよりかはましであるが・・・
それよれも私がこの問題で興味を引かれたのは、関連報道でよく名前が出てくる実演家著作隣接権センター常任理事である椎名和夫氏という人物である。
この人物、私が敬愛するロックバンド・ムーンライダーズの初代ギタリストを務めていた人である。私はこの人のギタープレイが大好きで、白井良明氏に代わった時は、大変ショックを受けたものである。(今は白井氏のギターも大好き)
ウィキペティアによれは、ムーンライダーズ脱退後、編曲家に転身し、近年では「著作権ロビイスト」として精力的に活動されているそうである。
なんとも、複雑な気持ちである。