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ありがとうMovable Type


年初にMovable TypeからWordPressに移植した「10feet photo gallery」に引き続き、「のりもの絵本作家山本忠敬の世界」をWordPressに移植しました。これで私の運営するサイト全てがWordPressでの運営となりました。

WordPressとの比較で劣勢のMovable Typeですが、8年以上使っていましたので愛着もあります。

さよならしておいて何ですが、ここでは私がWordPressと比べて、Movable Typeの方が優れていると感じている点を挙げてみたいと思います。

その1、サイトのカスタマイズが容易

Movable Typeはテンプレートを良く見れば、出力されるHTMLが想像出来ます。この事はHTMLの知識が乏しい初心者にとって、サイトに手を加える上で大きな手助けとなります。
対するWordPressですが、私には未だに出力されるHTMLが見えて来ません。おそらくPHPの知識があれば見えるのでしょうが、ちょっと敷居が高いと感じています。よって、滅多にテンプレートに手を加える事はありません。

テンプレートに手を加える事を頻繁に行えば、HTMLの知識も自ずと深まって行きます。
昨年の「山本忠敬の世界」のリニューアルでは、テーマのメニューを丸ごと差し替えるという荒技に挑戦しました。

これもMovable Typeでのカスタマイズ作業の中で、ある程度HTMLの知識が身に付いていたから可能になったと感じてます。
こんな事、WordPressのテーマではよーしません。
初めてのサイト作りでMovable Typeに出会て、ほんと良かったと感謝してます。

その2、カスタムフィールドの扱いが容易

「山本忠敬の世界」では、作品ごとの「文章の作者」、「発表時期」、「出版社」「amazonへのリンク」等の定型情報を入力する必要があった為、サイト構築当初よりカスタムフィールドを多用しました。今から考えればCMS的な事を期待していたのです。
WordPressでもカスタムフィールドは使えますが、Movable Typeと比べ扱い辛いと感じてます。

上はWordPress移行後のカスタムフィールドの、サイトでの表示です。
WordPressでは、<?php the_meta(); ?>というテンプレートタグで、この様にカスタムフィールドのリスト表示が出来ます。
この<?php the_meta(); ?>は、全てのカスタムフィールドをリスト出力します。
しかし特定のカスタムフィールドだけを出力しようとした途端、急に難易度が上がりました。

上の表示例の最下部に、
custom_permalink: ehon/ziputa.php
とあります。
これはプラグイン「Custom Permalinks」でパーマリンクを入力したら自動的に出来てしまうカスタムフィールドで、私が意図したものではありません。
当初このカスタムフィールド強制的に削除してたのですが、削除したらパーマリンクも元に戻ってしまいました。
よって特定のカスタムフィールドだけを表示する必要に迫られ、色々と調べ試行錯誤しました。
しかし現時点では力及ばず、そのまま表示しているという次第です。(別に隠す様な事でもないし・・・)
Movable Typeでは、カスタムフィールドは個別に出力し、リスト化していました。
よって任意のカスタムフィールドだけを非表示のするのは、簡単です。

その3、テンプレートの管理ページが解り易い

Movable Typeのテンプレートを管理ページから開くと、右にそのテンプレートに含まれるテンプレートタグの一覧が表示され、クリックするとそのテンプレートタグのリファレンスが開きます。
また、「モジュールテンプレート」が使われている場合も「インクルードテンプレート」として同様に右の一覧に表示され、クリックするとそのモジュールテンプレートが開きます。
この仕組みはサイトをカスタマイズする際にとても重宝しました。
私の場合、テンプレートに追記する場合は、直接そのテンプレートに記述せず、別途モジュールテンプレートとして登録した上で、しかるべき位置に

テンプレートタグ<$Movable TypeInclude module=“テンプレートモジュール名”$>

で挿入してました。
こうする事により、テンプレートの内容かより理解しやすく、格段にカスタマイズしやすくなりました。
この仕組みは、ぜひWordPressの管理画面でも実装してほしいです。

最後にどうても良い事ですが、「Movable Type」という語感か好きです。
WordPressと比べ、とても洒落たネーミングだと思います。

【追記 2015.09.06】
表示するカスタムフィールドを指定する事に成功し、意図しない表示を消す事が出来ました。やはりちょっとしたカスタマイズは、MovableTypeの方がはるかに簡単です。

 

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