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スマホ時代のゲリラ豪雨対策

上は7月15日朝の、大津市葛川梅の木付近の安曇川の様子です。

手前の濁流が安曇川本流、上から流れ込んでいる澄んだ流れは、支流の針畑川です。

本流で河川工事をしている訳ではなく、本流の上流域でゲリラ豪雨があったからです。

いつもなら降雨によって濁り易いのは針畑川の方であるが、この日はほとんど影響が無りませんでした。

この日は他にも、普段濁りやすい江賀谷が濁らず、逆に濁り難いはずの明王谷に濁りが入った。

言うまでも無く、ゲリラ豪雨が局地的に降ったからです。

帰宅後知りましたがこの日の同じ頃に、京都市の北区や亀岡市でゲリラ豪雨による水害がありました。

また、つい数日前には宇治市でもゲリラ豪雨による水害がありました。

基本的には、ゲリラ豪雨が予想される場合は、川や山間部などの土砂災害が起こりそうな場所に近寄るのは、避けるべきです。

しかし「ゲリラ」と言うだけあって、通常の方法では予想出来ない場合も多々あります。

そこで、最近話題の「XバンドMPレーダ雨量情報」を、iPhoneから利用してみました。

XバンドMPレーダ雨量情報」とは国土交通省が近年の豪雨対策として試験運用している、より早く、より詳細に観測出来る気象レーダーです。

この情報をiPhoneやAndroid端末で利用するアプリが、多数リリースされています。

私が利用しているのは、X-MP雨情報 (XバンドMPレーダ雨量情報) – dicwizard.jpという無料のアプリです。

このアプリは、公式サイトが提供している以下の3種類の画像に対応しています。

●地域: 11の地域別の雨量情報が250mメッシュの高分解能で1分単位で更新されます。

■詳細: 地域画像のより詳細な画像が表示されます。(iPhone4以降のみ)

◎広域: 日本全体の雨量情報が5分間隔で更新されます。

設定ボタン(歯車)を押して地域を設定すると、上のような地域別の、現在の降雨情報が表示されます。滋賀県に降雨域が点在しているのが解ります。無料アプリなので、このように広告が表示されます。

現在位置は青い玉で表示され、時間の表示をタップすると最新の情報に更新されます。

また、時間表示左のボタン(右向きの三角)を押すと、過去1時間の推移が次々表示されて行きます。

詳細ボタンをタップすると、地域画像のより詳細な画像が表示されます。(iPhone4以降のみ)

滋賀県の南東部で強い降雨があるようです。

ピンチアウトしていくと、かなり詳細な所まで拡大表示されます。

実際に使って見ると不満な点もあります。このアプリは1時間前から現在までの状況は詳しくレポートしてくれますが、これからどうなるのかという「予測」には対応していません。一時間前からの推移を見て、自分で予測するしかないのです。

上の画像は7月13日13:02のレポートです。

滋賀県朽木村井(青い玉)に位置するお食事処「はせ川」に、昼食のために立ち寄った時のものです。

この時点で、付近に強い降雨は確認されていませんでした。

ところが昼食を済ませた頃、いきなり雨が降り出しました。

アプリを見ると、現在位置が今まさに降り始めた所であるのが、良く解りました。

この後、頻繁に画面を更新していくと、降雨エリアから外れると同時に、雨はピタリと止みました。

しかし、食事前(13:02)の表示からは40分後の降雨を予測することは困難でした。

予測する為には、かなり頻繁にアプリをチェックする事が必要と思われます。

1時間程度でも「予測」が可能になれば、さらに実用度は高まると思います。

他、降雨のアラート機能も欲しい所です。

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