安曇川本流の細川地区は、僕のFlyfishingの原点である。
一番最初にフライでアマゴを釣ったのを始め、この流域は数々の思い出とともにある。
毎年GWは、この流れの側にある古民家を拠点に釣りをしているが、車を利用するようになってからは、この流域を釣る事は少なくなっていた。
そこで今年のGWは、久しぶりにこの思い出多い流れを訪ねる事にしました。
この流れにも一昨年の水害の影響は残っているが、他の流域に比べると影響は軽微である。
随所に魚が付きそうなポイントが残っており、一つ一つフライをトレースしていく。
解禁当初より大分減水しているが、釣りをするには十分な水量である。
車を持っていない頃は、最終のバスが最も遅い細川周辺でよく釣りをした。
その頃に想いを巡らしながらの釣りは、楽しい時間でした。
かつて大規模な崩落があったのか、細川流域には巨石が点在している。
そのせいか他の流域と比べ、水害の影響が少ないのかもしれません。
日が傾きかけた頃、安曇川本流らしいネイティブに出会えた。
こんなのが安曇川で釣れたのは、一昨年の水害以来初めてです。
空を見上げると釣瓶岳から、十三夜の月が覗いていた。
満たされた気持ちで流れを後にしました。