最近ではiPhone4の売上げが引き続き好調のようである。
6/11に「iPhone3GSユーザーはiPhone4へアップグレードすべきか」というエントリーを書いた。
この時は「iPhone3GSもiOS4にアップクレード出来る事を考えると、iPhone4で出来てiPhone3GSで出来ない事は意外に少ない。悩ましい所である・・・」と書いた。
その後散々悩んだ末に、8月にiPhone4へアップクレードを果たした。
iPhone4にアップクレード後約3ヶ月が経過したが、現在は大変満足している。
iPhone4にアップクレードして、僕自身が個人的に満足している点は、以下の3点である。
(1)「バッテリーの能力向上」
iPhone3GSの時は電源コードや予備電源を常に携帯し、外出先でも昼間に1度は充電していた。
コンセントを見ると反射的に充電したくなるという、妙な癖が身に付いしまった。
iPhone4にしてからは帰宅後1度フル充電すると、よほど酷使しない限り1日はもつようになった。
バッテリーのスペックは、それほど大きく向上しているとは思えなかったが、おそらく諸々の処理効率向上も貢献しているのだろう。
(2)「Webページ表示速度の向上」
3Gの通信速度に関しては、スペック上はiPhone3GS:下り7.2Mbps/上り384kbps→iPhone4:7.2Mbps/上り5.8Mbpsとなっており、上りのみが向上している。
しかし、実際にWeb閲覧をしてみるとiPhone3GSよりも快適に感じる。
特に、Google Mapsの閲覧が実用レベルまで快適になったと感じられる。
おそらく、画像処理の効率が向上しているのだろう。
(3)「ディスプレーの解像度アップ」
これに関しては、意外な所にその効果を感じている。
iPhoneはPCと同様のWebブラウズが可能であるが、iPhone3GSではお世辞にも見やすいとは言えなかった。
そのためか、主要なオープンブログはiPhone用に最適化した表示が可能となっている。
当サイトもiPhone対応を図った。
しかし、iPhone4の高解像度Ratinaディスプレーになってからは、通常のPCサイトもかなり見やすくなった。画面を横表示にすると、ほぼ問題なく閲覧出来る。
iOS4になって画面の回転がロック出来るようになったが、僕はむしろWeb閲覧のため横表示を頻繁に使うようになった。
(4)「カメラのHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影機能」
iPhoneのカメラは他のケータイと比べて画素数は少ない分、階調は豊かであるという印象をもってる。僕としては画素数よりも豊かな階調を優先したいので、このスタンスを評価していた。とは言え、通常のデジカメと比べるとやはり階調は狭い。
iPhone3GSでは、HDRCamというアプリを使って適宜加工していた。
従ってこのHDR撮影機能を標準でサポートしたという点は、大いに評価したい。
以上が個人的にiPhone3GSにアップグレートして、特に満足している点である。
逆に、改善してほしい点もまだまだ残っている。(例によって極めて個人的な理由であるが・・・)
(1)メール着信音の個人別設定
電話着信音は個人別に設定出来るが、メールに関しては出来ない。
メール着信音の個人別設定は、普通のケータイでは当たり前の機能なので、是非とも対応してほしい。
「メールが来たら即座に誰からか解る」という事の便利さは、捨てがたい。
iPhone3GS購入直後、iPhone用の着信音を大量に自作した。その後メール着信音の個人別設定が出来ない事実を知り、相当へこんだ。
(2)付属イヤホンの、ケーブルの質感
ベッドセットでもあり、曲を飛ばしたり戻したり出来る優れものではあるが、なぜかケーブルの質感がゴムのように滑りにくいのだ。このためケーブルと衣服との摩擦抵抗が大きく、すごくうっとうしい。
この滑りにくい質感に、何か意味でもあるのだろうか?
BlueToothヘッドセットで良い物がないという現状を考えると、是非とも摩擦抵抗の少ないケーブルにして欲しい。
(3)カメラの手ぶれ防止機能の追加
iPhoneのカメラは、シャッターボタンを離すとシャッターが切れるという仕組みから、大変手ぶれしやすい。
iPhone3GSの時は、「静止するまでシャッターが切れない」DarkroomやCameraGenius等のアプリを使って手ぶれを防止していた。
iPhone4でこれらのアプリを使えば標準カメラのHDR撮影機能が使えないので、この「静止するまでシャッターが切れない」機能を標準でサポートするようにしてほしい。
手ぶれ防止機能も、普通のケータイでは当たり前になっている機能である。
(HDR撮影は露出をずらして3枚連続撮影して合成しているようなので、ちょっと難しいかも)
おそらく来年の6月頃には、次期iPhoneがリリースされるだろう。
それまでにiOSのバージョン・アップもあるだろう。
その際には、ぜひ上記3点を改善して欲しいと思う。