熱心なFlyfishermanには叱られるかもしれませんが、4月〜5月のコンディションの良いアマゴは、時々頂いています。言うまでもなく、この時期のアマゴは極めて美味だからです。
この時期のアマゴはやはり塩焼きで頂きたい。
しかし、アマゴに限らず魚を上手に焼くのは意外に難しい。一般的に「強火の遠火」と言われるが、これが難しい。グリルを予熱してみたり、炭火を使ってみたりしたが、結局はこれがないと「強火の遠火」は難しいようだ。
いわゆる、業務用の魚焼き機である。これを自宅に持ってるいる人は少ない。
従って、馴染みの魚屋さんや料理屋さんに頼み込む事になる。
魚の状態も大切である。「はせ川」の店主によると「川魚は生きている魚を調理してこそ、本来の旨さを引き出せる」との事である。従って、「はせ川」では沢から水を引いた生け簀にイワナや鮎を生かしておき、注文があってから調理する。
したがって、釣ったアマゴを食べる場合は、ビニール袋等で生かしたまま「はせ川」に持ち込む。
言うまでも無く、焼く技も重要だ。
はせ川さんはこの焼き機で、時間と手間を惜しまずに、じっくりと焼き上げる。
口に含むと、皮はパリッと香ばしく身はジューシーな食べ心地である。じっくり焼き上げているので、頭がら丸ごと残さず頂ける。
このようにして頂いたのが、冒頭のアマゴの塩焼きである。
さらに詳しく言うと5/4のエントリーに登場した「丸々太った安曇川本流のアマゴ」(実際に釣り上げたのは5/3)を、「はせ川」さんちの生け簀でキープしておき、5/6に頂いたものである。
こうして、アマゴを最高の状態で頂く事をおぼえてしまってからは、アマゴを自宅に持ち帰る事は無くなった。
それほどにも差は歴然としています。
勝手かもしれませんが、ここまでしていただけばアマゴも成仏するのでは、と自分に言い聞かせております。