オリジナルの年賀状を作るその2e
|そろそろ年賀状のシーズン、今年はどんな年賀状にしようかと悩んでいる人も多いかと思います。
僕がオリジナルの年賀状を作っている事は、当ブログでも何度か紹介しています。
そして2015年、オリジナルの年賀状を作り始めて、めでたく干支が一巡しました。
今回以前のエントリーに修正、加筆し、紹介させてもらいたいと思います。
■2003年・・・未【ひつじ】年
アイデア出しに困っていたイラストレーターの友人と、アイデアはあるがイラストが描けない僕とのコラボ第1作。
僕は「正月らしい切手シート」というアイデアを出して、切手の絵柄部を描いて貰った。僕が描いたのは切手シートのベースのみ。
■2004年・・・申【さる】年
2003年は阪神タイガースが優勝した年で、この絵柄を嫌というほど見た。
野球にはとんと無関心な僕であるが、絵柄を拝借させてもらいました。
僕はベースの絵柄を作り、友人のイラストレーターがお猿さんを描いてくれたコラボ第2作。
■2005年・・・酉【とり】年
早くもアイデアが枯渇し始めた年である。イラストレーターの友人とコラボをする前提として、11月頃に企画プレゼンを行っていたが、この年は不採用。独力で描く事を余儀なくされる。
一人ではこの程度しか出来ない事を思い知った年であった。
■2006年・・・戌【いぬ】年
前年の反省から、早くからアイデアを考え始めた年である。
昔からカレンダーが好きで、なんとかカレンダーの絵柄を活かした年賀状が出来ないかと考え出したもの。
企画としては結構気に入っており、「こんな風にわんこのイラストを描いて」とイラストレーター氏にプレゼンしたが、なぜか不採用。
結局ダミーで描いたヘタウマ風イラストで行きました。
■2007年・・・亥【い】年
イノシシのイラストなど僕に描けるわけがなく、文字とレイアウトのみで押した年。
苦肉の策であったが、知人の間では意外に好評。
自分でもこのレイアウトをいたく気に入り、後に何度か使う事になった。
■2008年・・・子【ね】年
仕事で正月関連の企画をしていた事があり、以来日本の伝統模様や縁起物が好きになった。本屋で伝統模様の素材集日本の伝統文様コレクション300—Photoshop & Illustrator (X‐media Graphic Library)
を見つけ、さっそく年賀状に取り入れた。
この年使った伝統模様は「青海波」と「鮫小紋」。たまご型のねずみは自作イラスト。
■2009年・・・丑【うし】年
PCメーカーのGatewayが使っている牛の模様が好きだったので、それをモチーフに何か作ろうとしたが、挫折。
結局縁起物の絵柄と2007年のレイアウトで作った。
ちにみにベースの伝統模様は「釘抜き繋ぎ」で、そこに吉祥である「七宝」「獅子毛」「七曜」「光琳梅」を配した。Gateway風の牛模様もアイキャッチとして使った。
■2010年・・・寅【とら】年
2009年は、10月よりTwitterを始め、これが大きなマイブームとなっていた。
Twitterがダウンした時に現れる有名な”Fail Whale“のトラ版を作ろうとしたが、例によってイラストで挫折。鳥だけ活かして意味不明の絵柄となった。困った時のレイアウトは例によって2007年の流用である。
しかし、ヘタウマ風の虎くんは気に入っており、後にTwitterのアイコンとして使用した。アイコンをこの虎くんに変更した途端、タイガース関連のフォロワーが急増したのは予想外であった
■2011年・・・卯【うさぎ】年
iPhoneのインターフェースを年賀状にアレンジした。
現在のiPhoneはフラットデザインなので、今となっては妙に古くさく見えます。
しかし、当時はけっこうiPhoneのインターフェースには惚れ込んでおりました。
ちなみに前年より、年賀状で使った干支のイラストをTwitterのアイコンに使っていた。
しかしこの年のうさぎアイコンがとても好評で、以降変更せずに通しており、さらにブログのファビコン・Webクリップもこれで通している次第であります。
■2012年・・・辰【たつ】年
「干支にちなんだ格言を、その干支がツイートする」というアイデアのもと作成。
実際にTwitterのアカウントを作ってツイートし、そのスクリーンショットを使用した。
各干支のアイコンは、以前作成した年賀状がら流用した。
■2013年・・・巳【ね】年
「よろけ縞」という、日本の古典模様をモチーフにして作成。
縞の1本を蛇にしただけなので、極めて短時間で出来上がった。
しかし、アイデアを捻出するのにけっこう掛かった年賀状であります。
■2014年・・・午【うま】年
アイデアに窮し、古い漢字の「馬」をトレースしただけのもの。
手抜きであるにもかかわらず、それなりに見えてしまう不思議。
漢字は偉大だと妙に感心した。
■2015年・・・未【ひつじ】年
前年、ひょんな事から養蜂をされている人たちと知り合い、その人たちとの交流を通して世界が大いに広がった。
この事への諸々、感謝の気持ちを込めて作成しました。
ハニカム模様は、吉祥亀甲模様でもある事から考案し、流行のフラットデザインを取り入れた意欲作。
とは言うものの、ひつじのイラストを描く力量は無く、一巡前にもコラボしたイラストレーター氏に依頼しました。
干支一巡目にして、再度コラボが実現した事もうれしかった年賀状です。
■2016年・・・申【さる】年
2015年までfacebookの共有ボタンは「いいね」だけであったが、現在の大幅に種類を増やした「リアクション」ボタンのテスト運用を、某国限定で始めていた年であった。
テスト運用のボタンの表情を見た時より、その表情そのままのお猿さんの絵で行こうと決めていた。
しかし、お猿さんそのものが描けない。
そこで、一巡前にイラストレータ氏に描いてもらったお猿さんをよく観察した所、円の組み合わせだけでお猿さんの顔になることが分かった。
胴体は干し柿を食べているときに閃き、このような絵柄となった。
期せずしてfacebookは新年の1月14日より、日本での「リアクション」ボタンの運用を開始した。
しかし残念な事に、そのボタンのお猿さんだと気づいた人はいませんでした。
以上、なんとか干支を一巡と1年、オリジナルでつづけられた年賀状でありました。
さて、今年の年賀状は・・・あと表書きを残すのみです。
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